ヨガジェネレーションに入社したての頃のこと、
ある雑誌で、
「人体最大の関節、股関節」
という見出しの記事を見て、それをそのまま解剖学の講座の告知で使って怒られたことがあります。
べーちゃん、正しいことをちゃんと知らなきゃだめだよ。人体最大の関節は膝だから
解剖学をちゃんと勉強しなきゃ…と感じた瞬間でした。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
でも、解剖学って苦手という人も多いはず。でも、「安全なクラス」をするためには、必要な知識ですよね。しかも、何が正しい知識なのかわからない。という方も多いはず。
Miwa先生の解剖学は「すごく丁寧にゆっくり解説してくれてよかった!」と感動の声が上がるほど大好評。今回のアンケートでも「これまで受けた解剖学の講座で一番わかりやすく、すぐに実践に活かせました。」というご感想もありました。
なので、今日は、そんな講座の様子を皆さんにお届けしたいと思います。
いつまでも自分の足で歩きたい。シニアの一番の希望

先日行われた、Miwa先生のシニアヨガ解剖学のテーマは「股関節・膝・足首」。下肢と呼ばれる、股関節より下の部分は、私たちが立つ・歩く・座る。いろんなことをしてくれている働き者の部分。しかし、一方で痛みや筋力不足が叫ばれるところでもあります。
シニア世代になってくると、
いつまでも元気で長時間歩けること
は皆が目指すところ。
- 旅行をする。
- 趣味の習い事に通う。
- 孫と一緒に遊ぶ。
自分の好きなことを続けるためには、足腰がしっかりしていればこそです。中でも、今日ご紹介したいのが、【膝関節】です。
人体最大の関節。膝関節とは

冒頭で、「人体最大の関節」と書きましたが、Miwa先生がこの画像でも見せてくれていますね。膝って本当に大きい!私たちの大腿骨、脛骨、膝蓋骨。これら3つの骨が関節を形成し、軟骨で覆われています。
日常生活の中で私たちの体重を受け止めてスムーズに動けるよう支えてくれる重要な関節。
しかし、膝でよく聞くのが
「水が溜まる」
というお話。皆さんも耳にしたことはありませんか?「膝に水が溜まって、今度抜こうかって言われたねん…」という声。
膝の水が溜まる、水って何?

膝の中では、普段から1~3mlほどの滑液が分泌されたり、 吸収されたりしています。しかし、炎症が起こると分泌される量と吸収される量のバランスが崩れて約10倍の滑液が溜まる事もあります。
水と呼ばれるのは、この滑液のこと。関節には、骨と骨が当たらないように軟骨のクッションがあったり、関節を包んでいる「関節包」という膜があります。この関節包の内側にある「滑膜」がこの滑液を生み出してくれています。
この滑膜が傷ついてしまったり、軟骨がすり減ってしまったりトラブルが起こると自分の力で何とかしようと水を溜めてようとするんですね。普段だったら、ちゃんと循環してくれるんですが、炎症が起きると出す方が多くなって、吸収する方が追い付かなくなって水が溜まってしまうんです。
とMiwa先生。よく抜いてもまた、溜まるって言いますよね。では、置いておくのが正解なのでしょうか?
膝の水って抜いた方がいいの?

それについてMiwa先生はこんな風にお話してくれました。
病院に行くと「抜きましょうか」って言われますよね。それはなぜかというと、水を放っておくとずっと溜まっているので、淀んでそこに雑菌がたまってしまったりするんですね。なので、一回抜いて炎症の原因となっている物質を抜いて、新しい水に変えてあげるんです。また、圧力も減るので、痛みからも解放されます。
もちろん、炎症が起きている間は、また溜まります。でも、抜くことで正常な代謝を促すことができるということです。
抜いたら癖になる、と思っている方もいますが、抜くと新しい滑液が溜まるのは当然のこと。抜くのを嫌がってしまう人もいるようですが、ちゃんとお医者さんのお話を聞いて治療をしましょう。
こういったことも、噂話に囚われずに正しい知識を持っておくと相談されたときに役立ちますよね。
今日ご紹介したのは、ほんの一部ですが、こういったことは、インターネットの情報に惑わされがち。信頼できる場所で学びたい知識です。
Miwa先生の解剖学は、RYT200の中でも学ぶことができます。こんなに解剖学の時間がたっぷりあるRYT200は中々ありません。Miwa先生がヨガの先生に必要な解剖学の知識を余すことなく、しっかりと伝えてくれています。
体のことをしっかり学びたい。シニア世代にヨガを伝えていきたいと考えるなら、ぜひMiwa先生に会ってみてほしいと思います。
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Miwa先生RYT200の説明会
オンライン|8月23日(土)10:30-11:15
