子どもと関わる大人に届けたいメッセージが山盛り。頷く度に一つ自分が楽になれる気がする。「キッズヨガ指導者養成講座」(3日間)

キッズヨガ指導者養成講座集合写真

早いもので、2024年も2ヶ月が過ぎ、先日はひな祭りでした。みなさんも小さい頃は、ちらし寿司などを食べて、お祝いをしてもらったことがあるのではないでしょうか。

今回は、そんな子どもにまつわる「キッズヨガ指導者養成講座」が大阪で開催されましたので、その講座レポートをしてみます。

こんにちはヨガアカデミー大阪の まあこ です。

オンラインとスタジオのハイブリッドで行われたこの講座。遠い方は、大分から飛行機でお越しくださいました。また、オンラインだった方も最終日にはスタジオにお越しくださいました。3日間を通して座学や実践、そして宿題と、山盛りの内容でしたが、みなさんの帰りの表情を見ていると、受け取ったものは沢山あったように感じました。

「ヨガ」が好き、「子ども」ともやりたい。そんな思いで参加される方の多いこの講座。子ども達と自分の好きな「ヨガ」をするのに必要な、マインドセットから講座は始まりました。

「好き」という気持ちは、精神的に成熟していない限り、扱いづらい。

キッズヨガ集合写真
オンライン側からの集合写真

これを読んでいるみなさんも、きっとヨガをされている方だと思います。そして、ヨガから色々なものを教わって、「子どもにも。」そんな気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。大きな感情という「好き」の気持ち。キッズヨガに限らず、日常生活の中でもやってしまいがちな「押し付け」を、まり子先生自身の保育の経験や、子どもとの話を通して教えてくれました。

「親になると、自分の好きを子どもに押し付ける。そして大きな期待をする人が多い。」「でも、これは親だけでなく、恋愛関係でもやりがちです。」

私の好きを認めてほしい、わかってほしい。確かにそうかもしれません。

「好きだから」「あなたを思って」「心配だから」

これらの言葉の裏にある自分優先の気持ち。人間関係でも、一歩引いて「押し付けていないか」に気が付ける自分でいることは大切なことです。良い関係を築きたいなら、「相手」に目線を合わせて理解するところから始まります。

相手の「好き」を理解して、それを使ってコミュニケーションをとる。

まり子先生を輪になって囲んでいる
休憩後の絵本を紹介する流れから始まるアットフォームな講座風景。

「押し付けてしまいやすい自分の好き。それは、一旦横に置き、その子に合わせたコミュニケーションが取れるようになることが、キッズヨガではとても大切です。」

私たちも、小さいころに「正しさ」や「義務感」を押し付けてくる大人よりも、自分の好きなことに興味を持って、一緒に遊んでくれる大人には心を開いていたはず。

そして「大人」「子ども」そんな枠組みに囚われない対等な信頼関係を築けると、良いコミュニケーションになっていったのではなかったでしょうか。

講座を通して、私たちがあの頃に感じた「人を観る感覚」みたいなものを思い出させてくれました。

「子どもに対するヨガは、道でもなく、サービスでもなく、教育です。」

まり子先生が人形を使った講座をしている
「ふなっしー」と「しまじろう」を持ってお話をするまり子先生

というまり子先生の言葉。

「八支則」という教えがあるからか、「ヨガ」を「こうあるべきものだ」と、一括りにして考えてしまいやすい私たちの考えを緩ませてくれました。

「子どもらしく」そんな言葉も窮屈な子どもにとっては、反応してしまう表現。

「みんな平等は差別です。その子に合わせた教育を。」

「大人だから」「子どもだから」そこに引っ張られず、1人の人間として観る。また、何にも媚びないけど相手目線のまり子先生の言葉に、子どもたちは信頼して心を開くのだと感じました。

実践。キッズヨガをやってみよう。扱いづらい子ども「マリオ」の登場。

マリオの登場
泣きわめく「マリオ」。

1日目の座学を経て、2日目からはいよいよ実践が入ってきます。そして、登場する「マリオ」。泣きわめく、引っ付く、部屋から出ていく、などいわゆる問題児。

自分が好きなこと、興味がある事しかしない、構ってほしい、注目してほしい。

「ヨガ」など到底できない、どうにもできないその時間を経験して、みんなでフィードバックをし合いました。「どうしたらよかったのか?」普段のヨガ指導者養成講座には、あまりない時間だと思いますが、人間の本質みたいなことを考える時間には、楽しさもあります。

忖度のない厳しく思えるフィードバック。無意識の中にある自分の「コントロール」に気がつける。

キッズヨガ実践風景
キッズヨガの練習風景。

実践やテスト、宿題を通して、先生からもらえるフィードバック。

「提出してくれた宿題の「トレーニング」という言葉には、「させたい」という無意識のコントロールがあります。」

「あなたは舐められやすい。」

ガンガンと突っ込んでいくその言葉の中には、きっと今まで言われたことはないかもしれない内容が沢山あったかもしれません。ですが、人間関係の中で、もしかしたら拗らせてしまっているかもしれない自分のことに、気がつけるフィードバックだったのではないでしょうか。

キッズヨガという「思い通りにいかない」ものに対して、どんな風に対応していくのかを学ぶこの講座。

人によっては、難しいヨガ指導者養成講座だったかもしれません。ですが、「子ども」を通して、大人になってしまった「自分」のことを振り返る、とても「ヨガ」らしい時間だったと感じました。

さあ、そんなまり子先生。「キッズヨガ:絵本を使ったプラーナヤーマ集中講座」が来月開催です。子どもに教えるのは難しいけど、大切な「呼吸法」について、まり子先生が作った絵本と共にお伝えしていきます。こちらも是非楽しみにしていてください。

キッズヨガ:絵本を使ったプラーナヤーマ集中講座4月4日(木)東京スタジオ&オンライン

キッズヨガ:絵本を使ったプラーナヤーマ集中講座
キッズヨガ:絵本を使ったプラーナヤーマ

そして、キッズヨガのお手本のような「親子ヨガ」。キッズヨガ指導者養成講座を受講された方は、絶対に体感してほしいです。まり子先生の「凄さ」に衝撃を受けると思います。こちらは、東京スタジオ開催ですが、大阪開催の時は必ずお越しください!

親子ヨガ(特別イベント)4月4日(木)東京スタジオのみ

親子ヨガ
親子ヨガ(イベント)

最後に、今回の生徒さんから「卒業生限定」講座のご要望があったので、こちらも企画していこうと思います。お楽しみに。

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