台風の動向が気になりつつも、大阪は暑い日が続いています。皆さんがお住まいの地域ではどうでしょうか?
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
先日東京へ出張に行ってきました。仕事で東京に行くのは4ヵ月ぶり。5年前まではホームだった東京のスタジオも、段々使い勝手がわからなくなってきて、いよいよ大阪の人になりつつあるなぁ…と思っていました。
ミドルエイジ以降の女性へ向けたヨガの提案
東京に行ったのは、東京のスタジオで私の担当講座が目白押しだったため。中でも今日ご紹介するのは、サントーシマ香先生のワークショップは1年に一度か二度くらいしか開催がないため、生徒の皆さんにもお会いできてすごく楽しい時間でした。
今回も内容は、ムーンサイクルヨガとヨガニードラの2本。ムーンサイクルヨガのテーマは「ミドルエイジ以降の女性へ向けたワークショップ」ということで今回は骨盤周りを中心に勉強することに。
「ミドルエイジ」という言葉は、40代半ば~60歳くらいまでの年齢を指します。ヨガアカデミー大阪に来てくださっている年齢層も、このくらいの方々が多いのではないかと思います。
丁度、閉経がある年齢の前後。そして、ホルモンバランスの乱れが気になる時期でもあります。今回はこの世代の方々がどんなことに気を付けて、生活やヨガを行うといいのかを教えて頂きました。
ドーシャの変化に対応。ヴァータ(風)のエネルギーを整える
ムーンサイクルヨガの軸としてあるのがアーユルヴェーダの理論。アーユルヴェーダには、私たちの心や体は、地・水・火・風・空という5つのエレメントが、3つのドーシャ、ヴァータ・ピッタ・カファを構成し、それらがバランスを取りながら作用している、と考えられています。
アーユルヴェーダでは、私たちの歩む人生の時間もこのドーシャがあると云われていて、幼少期、成年期、そして今回の更年期を境に老年期と徐々に、カファ、ピッタ、ヴァータと移り変わっていきます。
中でも、更年期以降にケアしたいのが「ヴァータ」のエネルギー。
ヴァータは風のエネルギーです。軽くて、早くて、動き回るという性質を持っています。
「アーユルヴェーダでは、反対の性質を意識することで、ターゲットとなるエネルギーを整える、というのがあるんですね。」
と香先生。つまり、重くて、遅くて、ゆっくり動く、という意識が必要になります。
生活スタイルも見直してみる。ヴァータケアを意識して
これはヨガに限らず、私生活でも。
「例えば、歩き方とか考え方とか喋り方とか。そういったことも意識してみるといいと思います。最近では、YouTubeの右下に速度を上げるボタンがついていますよね。だけど、あえてゆっくり自分の中でスローダウンすることを意識してみましょう。」
と香先生もおしえてくれました。ともすれば、早く!と急ぎがちな私たち。現代に生きていると、早く効率的な方を求めてしまいます。
わたしなんて、もうほぼ100%YouTube聞くときは1.5倍速です。(笑)だけど、急ぐ必要のないときにまで急いでいることがある気がします。仕事以外はちょっと速度を落としてもいいですよね。何かを食べるときの噛む量や話すときの速度など気を付けられることはたくさんありそうです。
自分の関節のデザインを越えて、過度な柔軟性を求めないこと
ヨガに関しても、注意しておきたいことを、香先生が教えてくれました。
「自分の関節可動域を越えて過度な柔軟性を求め過ぎないことが大切です。この時期は、コラーゲンも段々と減ってきますし、炎症も起きやすくなります。痛みや怪我を起こしやすくなるので、強いバックベンドや激しい開脚のポーズをとることをヨガのゴールにしない方がいいですね」
年を重ねると段々体も変わってきます。長く健康であるためにも、ヨガの目的を完璧なポーズに向けない方がいいですよね。
今回の香先生のヨガクラスは、こういった、様々なお話を踏まえた上で、身体の構造を強化し、安定させるヨガを行っていきました。最初にお話をした、ヴァータの反対ですよね。
強化・安定させて、様々なものをまとめていく。内転筋や骨盤底筋群、腹横筋など、普段あまり使わない筋肉を使うようなクラスでした。
9月にはオンラインで指導者養成講座が開催!一生使える女性のためのヨガメソッド
ムーンサイクルヨガと聞くと、月経周期だけが前に出ていますが、そんなことはありません。更年期からそれ以降の女性にも使える知識やスキルがたくさん詰まっています。
女性のからだを一生ケアするために作られたメソッド。9月からは4週間で学ぶ指導者養成講座が開催されます。アーユルヴェーダやヨガのお話、どちらもとても面白いので、ぜひ受講してみてくださいね!
オンライン|9月6日(金)13日(金)20日(金)27日(金)